あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。約2000本の映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。監督名、主演俳優名でも検索できます。

「ハノーバー・ストリート」 (1979年)

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1979年 アメリカ 109分
監督:ピーター・ハイアムズ
出演:ハリソン・フォード、 レスリー・アン・ダウン、 クリストファー・プラマー

戦時下恋愛もの。 ★★☆

舞台は第二次世界大戦下のロンドン。
B52爆撃機の操縦士ハロラン(ハリソン・フォード)は街角でマーガレット(レスリー・アン・ダウン)と知り合う。
二人は恋に落ちるのだが、マーガレットには夫と可愛い娘がいたのだった。

とこうくれば、典型的な人妻不倫もの(苦笑)。
しかし、ハロランにはマーガレットが人妻だったことに対するこだわりがまったくなさそう(苦笑)。
マーガレットの方も、愛する夫との狭間で気持ちが乱れて、などという罪悪感がまったくなさそう。
あっさりと不倫をしている。不倫映画、許されない愛の映画としてはちょっと弱いところだなあ。

ハリソン・フォードは若くて、精悍。(そりゃ、30年以上も前の映画だし、当たり前か)。
レスリー・アン・ダウンはこの映画ぐらいしか知らないのだが、きりりとした美人だった(制服姿が特によかった 汗)。
マーガレットの夫、ポール役にクリストファー・プラマー
このポールが誠実で、マーガレットを純粋に愛しているいい夫なんだな。

前半はそういった感じの不倫ドラマ。
後半になると、がらりと変わって戦争アクション映画となる。
さすがに「カプリコン1」でSF映画かと思っていたら追いかけっこアクションにまでつなげてしまった監督だけのことはある。

ドイツに潜入する極秘任務に、なぜか戦闘経験もないポールが志願して行くことになる。
そして彼をドイツまで送り届ける任務がハロランに命じられ、案の定、二人の乗った飛行機は撃ち落とされてしまう。
それでも二人はナチスの本部に乗り込み機密書類を盗み出そうとする。

アクション部分はなかなかに好くできている。
それに引きかえ、恋愛部分がなんとも弱い。
だものだから、どうも見終わったあとで中途半端感が残った。

暇な時間にTVで放送していたら観る、という程度でよろしい映画かと・・・。