あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです(苦笑)。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。

「オール・ユー・ニード・イ・キル」 (2014年)

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2014年 アメリカ 113分
監督:ダグ・リーマン
出演:トム・クルーズ、 エミリー・ブラント

SFアクションもの。 ★★★☆

なんでも原作は日本のライト・ネベルとのこと。
タイム・ループする主人公が異星からの侵略者と戦うという、設定からしてエンタメ性が充分なアクションもの。

地球は異星生命体“ギタイ”によって侵略され、人類は滅亡寸前という状態。
軍隊は絶望的な抵抗を試みているのだが、そこに軍の広報担当のケイジ少佐(トム・クルーズ)が送られてくる。
このケイジがへたれのまったく意気地のない人物。最前線に行くなんて、怖くてとんでもないこと。
それなのに、無理矢理戦闘に参加する羽目に・・・。

トム・クルーズが情けない人物像を演じている。
裏工作をしてでも前線に行くことから逃れようとするのだが、その姑息さがかえって指揮官の怒りを買ってしまい、にっちもさっちもいかない。
どうしよう、銃の安全装置の外し方も知らないよう。

案の定、ケイジは前線に出てすぐに敵に撃ち殺されてしまう。
ところが、彼が目を覚ますと、それは戦闘へ出かける前日へと戻っていた。これはどうしたことだ?
実は、彼は死ぬたびに前日へ戻って生き返るというループの中にいたのだ。
同じ経験をしたことのある伝説の女戦士リタ(エミリー・ブラント)の特訓と合わせて、死ぬ前に経験したことを教訓にして、彼は次第に戦闘技術をみがいていく。

タイム・ループして同じ日に戻ってくると言うのは、ラブ・コメディものでは「恋はデジャブ」というのがあった。
あれも失敗した前日のことを教訓にして主人公が前進していくというものだった。
タイム・ループして8分前に戻るという設定では、サスペンスものの「8ミニッツ」があった。
この映画では8分経つと主人公は死んでしまうのだが、また同じ8分間を繰り返すというもの。
こういう設定は基本的に好きである。

トム・クルーズが戦闘技術を身につけるにしたがって、次第に格好良くなっていく。
いまや、へたれなんて誰にもいわせないぞっ!
ケイジをリセットするために、リタがケイジを撃ち殺すところもなかなかにユニークだった。

この辺の感覚はTVゲームと同じ。つまり、世界はリセット可能。
これは好いことなんだか、好くないことなのだか。おそらく青少年のモラル育成にとってはあまり好くないのだろうなあ。
なにか悪いことをしてしまっても、あ、リセットすればもとへ戻るから大丈夫、なんて感覚になってしまうと困る(汗)。

まあ、そういう硬いことは抜きにして。
設定も充分に面白かったし、アクションも満足の出来映えだった。
タイム・ループから抜け出す方法にしても、なるほど、だったし、最後のオチのつけ方もここちよいものだった。

SFアクションものとしてはお勧めです。
オブリビオン」といい、この分野ではトム・クルーズ、頑張っているなあ。