あきりんの映画生活

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「2ガンズ」 (2013年)

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2013年 アメリカ 109分
監督:バルタザール・コルマウクル
出演:デンゼル・ワシントン、 マーク。ウォルバーグ、 ポーラ・パットン

潜入刑事サスペンス。 ★★★

どこまで裏切って、どこまで悪どいんだ、と言いたくなるほどに、大金が絡むと人間性が醜くなる。
そこを軽いノリで見せてしまう。気楽に楽しめる娯楽作品です。

ボビー(デンゼル・ワシントン)は、麻薬組織に潜入中の麻薬取締局の捜査官。
彼がコンビを組むマイケル(マーク・ウォルバーグ)も、実は組織に潜り込んだ海軍情報部の将校だった。
ところが二人はお互いに素性を知らない。さて、この二人、どうなる?

この映画の面白みは、なんといっても主役二人の絡み合いにある。
ニヤニヤしたおじさんデンゼルと、ニコニコした青年マークが、ときおり喧嘩をするのだけれども、基本的には仲良く協力していく。
二人ともチョイ悪。そこが微笑ましくも嬉しくなるポイント。

さてこの二人、一緒に組織の金をちょいと押収しようと銀行を襲ったところ、予想もしなかった4000万ドルの大金を手にしてしまう。
えっ、こんな大金、どうするんだ?
当然、その大金を取り返すべく、あるいは横取りするべく、策謀が渦巻きはじめる。

(ネタバレ気味)

麻薬組織、麻薬取締局、海軍情報部、それにCIA。4者の思惑が入り乱れて、ぐしゃぐしゃ。
みんな腹に一物持っている(海軍将校が一番腹黒い?)。
騙し、騙され、脅し、脅され、最後に笑うのは、だれ?

と書くと、非常に複雑そうに思えるのだが、実際には判りやすく描かれている。
それぞれの人物像が単純化されている。
それに各組織の狙いも単純。作戦も単純。それがぶつかり合うだけ。
だから気楽に観て楽しめます。

最後に、余談。
ギャングの格言に「ドーナツの美味しい店の向かいにある銀行は襲うな」というのがあるらしい。こんな格言、本当にある?(笑)
ドーナツが美味しいと、その店には警官がたむろする時間が長いかららしい。
アメリカ人て、昼食代わりにドーナツを食べるものなあ。太るはずだよ。