2013年 日本 105分
監督:永井聡
出演:妻夫木聡、 北川景子、 鈴木京香、 荒川良良
ドタバタ・コメデイ。 ★★☆
大手広告代理店で働くクリエイターの太田喜一郎(妻夫木聡)。
良いCMを作りたいという純粋な気持ちはあるものの、仕事は空回り、女の子にはキモいと言われ・・・。
そんなある日、身勝手な上司の代わりにCMの世界一を決めるサンタモニカ広告祭の審査に行くことになる。
ええっ、私でいいんですか?
とにかく主演の妻夫木聡にびっくり。
この人って、たしか悪い人だったよねえ。深津絵里に、あの人は悪か人ですよねえ、と言われていたよねえ。
まったく違う印象にびっくり。役者ってすごいものだ。
世界から栄光をつかもうと集まった審査員たちは、あの手この手で票集めを画策する。
実は大田も、しょうもないCMを受賞させろという無理難題を押しつけられていたのだ。
どうする?
脚本を書いた澤本嘉光という人は、ソフトバンクの「ホワイト家族」や、トヨタの「ドラえもん」のCMを担当したらしい。
才能がある人なのだろう、映画はドタバタと軽快に進む。
小道具や小ネタも効いている。
窓際社員のリリー・フランキーから教えられた役に立ちそうもない助言の数々が、実はとてもも役に立ったりする。愉快。
オタクのTシャツとか、美味しい料理のガイドブック、カマキリポーズなども、いろいろと後になって効いてくる。楽しい。
難しい理屈はなし。滑るようなギャグが出てきても気にしない。
そう思って観ればあっという間の1時間40分。楽しく過ごせます。