あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです(苦笑)。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。

「ワンダー・ボーイズ」 (2000年)

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2000年 アメリカ 111分
監督:カーティス・ハンソン
出演:マイケル・ダグラス、 トビー・マグワイア、 ロバート・ダウニーJr、 フランシス・マクドーランド

ブラック・コメディ。 ★★☆

大学教授のグラディ(マイケル・ダグラス)は、かつては"ワンダー・ボーイ"と騒がれた作家だった。
しかし、その後はパッとしない。長いスランプ。妻は家を出て行ってしまう。
冴えない毎日を、何でもないような虚勢を張って暮らしているよう。
かなり辛い状況だよなあ。

この映画、出演者の顔ぶれはすごい。
グラディのところへ原稿の催促にやってくる編集者テリーに、ロバート・ダウニー・Jr
グラディの不倫の相手サラは、フランシス・マクドーマンド
グラディが小説の才能を見いだす学生ジェームズに、トビー・マグワイア
おまけに主題歌をボブ・ディランが歌って、アカデミー歌曲賞を取っている。へえ~。

グラディがタイプライターで書き続けている新作はいつまでもできあがらない。
そんな折に、なんと、浮気相手のサラから妊娠したと告げられてしまう。
サラは大学の学長で、その夫は自分の上司。どうする?

そんな折に目にしたのが、受け持ち学生でちょっと変わった人格でもあるジェームズの文才。
彼は、勝手の自分のような”ワンダーボーイ”じゃないか!
恵まれない環境のジェームズに手をさしのべるグラディだが、このジェームズが一筋縄ではいかない変わった困ったちゃん。
あんな事をしでかしたり、こんな事もしでかしたり・・・。
グラディはあたふたとその尻ぬぐいに大忙し。なんで私がこんな事をしなくてはならないんだ?

4人の出演者はみな上手い。
特にマイケル・ダグラスの冴えなさっぷりがなんとも言えず、好い。
サラに妊娠を告げられてから千々に乱れた思いをやっとのことで整理して、決断を告げるところや、マリリン・モンローのジャケットにまつわるあたふたぶり、などなど。

一方のテリーはゲイで、臆面もなくジェームズと深い関係になってしまう。
ええっ!? そんなことでいいの?
ぶっ飛んだ感じのロバート・ダウニー・Jrが、あのまん丸お目々でいろいろとやらかしてくれる。
まるで興味本位だけで行動している子供のよう。
彼の本領発揮か。

それにしても、グラディの不倫相手がフランシス・マクドーマンドというところが、いかにもそれらしい。
これで彼の相手がキャサリン・ゼタ・ジョーンズだったら、嘘っぽくなりすぎるところ。
実生活では夫婦なのにね(笑)。

ちょっと捉えどころがないような感じもする映画です。
地味な印象ですが、噛んでいるとじんわりと味がにじみ出てきます。
そんな映画です。
監督は、あの「LAコンフィデンシャル」を撮ったカーティス・ハンソンです。