1965年 アメリカ 97分
監督:エリオット・シルバースタイン
出演:ジェーン・フォンダ、 リー・マービン、 ナット・キング・コール
おてんば娘の西部劇。 ★★
若き日のジェーン・フォンダ目的で鑑賞。
たわいもないと言ってしまえばそれまでの映画。それだけの映画(苦笑)。
コロンビア映画のオープニングは自由の女神像だったが、その女神がやおらカウ・ガール姿になって二丁拳銃を撃つという、かなり頑張った出だし。
後年はウーマン・リブの闘士となったジェーン・フォンダだったが、この頃はとても可愛い。
小悪魔的な魅力で魅せてくれる。
あのロジェ・バディム監督がブリジッド・バルドーの次に結婚したのがジェーン・フォンダだったことからも、その魅力がうかがえるというもの。
この映画は、あのカルト的魅力いっぱいの「バーバレラ」の数年前のもの。
ジェーン・フォンダがいちばん可愛かった頃ではないだろうか。
ナットキング・コールともう一人がバンジョーを弾きながら歌う歌で物語が進行する。
キャット・バルー(ジェーン・フォンダ)と呼ばれた女強盗がつかまり、絞首刑になるのを待っている場面からはじまる。
映画は、教師になる予定だったキャット・バルーがなぜ、そのような運命になったのかを振り返る形で進む。
彼女は父を殺され、その復讐のために女強盗にもなったのだった(じゃ~んっ!)。
キャットの父の仇は銀鼻の凄腕殺し屋(リー・マーヴィン)。
復讐のために彼女が雇ったのは、素面ではへたれなのだが酒を飲むと腕が立つというアル中のガンマン(リー・マーヴィンのふた役)。
このアル中ガンマンが面白い。
年がら年中酔っ払っている。馬から落ちそうになりながら、落ちない。名演技(笑)。
リー・マーヴィンはこの演技でアカデミー賞を取っているというのだから、ちょっと驚く。
(それほどの映画か? 汗)
さて、なにやかやがあって、キャット・バルーが絞首刑になろうかというその時・・・。
まあ、ストーリーはそっちのけ。
ジェーン・フォンダの可愛らしさと、リー・マーヴィンの怪演と、ナットキング・コールの歌を楽しむという、そういう映画です。
写真は、絞首刑になりかけたキャト・バルー。
ね、ジェーン・フォンダ、可愛いでしょ。