あきりんの映画生活

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「ボーダーライン ソルジャーズ・デイ」 (2018年)

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2018年 アメリカ 122分
監督:ステファン・ソッリマ
出演:ベニチオ・デル・トロ、 ジョシュ・ブロ-リン、 イザベラ・モナー

麻薬カルテルとの戦い、続編。 ★★★

監督は前作のドゥニ・ビルヌーヴからステファン・ソッリマに交代している。
そのためか、映画全体から受ける印象は、前作とはいささか違うものだった。
今作は正当派のアクション・サスペンスものだった。

今回の発端は、アメリカ国内で発声した自爆テロ
不法入国したであろう犯人には、メキシコの麻薬カルテルが関わっているに違いないとにらんだアメリカ政府は、CIA工作員マット(ジョシュ・ブローリン)にカルテル壊滅を命じる。
例によって、少々のことには目をつぶるわよ、存分にやって頂戴。

今回はエミリー・ブラント扮した新米FBI捜査官は登場しない。
だから細かい仕掛けはなし。始めからがっちりとサスペンス・アクションとなっている。
マットは旧知の暗殺者アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)に協力を仰ぎ、カルテル同士が争い始めるように画策する。

このシリーズの原題は”暗殺者”。
ということは、始めからデル・トロが主役だったのか。
デル・トロはやっぱり古谷一行に似ている、と思うのは私だけ?

それにしても、前作の邦題で「ボーダーライン」とやってしまったものだから、今作にもその言葉をつけざるを得なくなってしまっている。
しかし、どこが、そして何の”ボーダーライン”なのだ?(苦笑) 前作の邦題を考えた広告マンは冷や汗ものだな(笑)。

マットたちがおこなったのは、麻薬王カルロスの娘イサベルを誘拐するという、おおっぴらにはできないような作戦。
誘拐したのは敵対している麻薬カルテルだと思わせるのが目的。
そして目隠しをされたイザベルを、マットたちは救出したようにも見せかける。
う~む、手段を選ばない奴だな。

しかし、途中から作戦は破綻を生じてくる。
麻薬カルテルから狙われるアレハンドロは、アメリカ政府にも裏切られ、追っ手から必死に逃げる。
作戦が公になっては困る政府は、証拠隠滅を諮ってイザベルもアレハンドロも亡き者にしようとする。

必死にイザベルを守ろうとするアレハンドロ。
誘拐した少女と一緒に何とか国境を越えようとする逃亡劇。
ここがこの映画の一番の見せ所。デル・トロが実に好い。

ハラハラ感はあってアクション・サスペンスものとしては十分に面白い。
しかし、前作にあった社会に横たわる暗い部分を観客に突きつけるという深みには欠けていた。

映画は、それこそ原題にあるような”暗殺者”の新しい物語をほのめかして終わっていく。
第3作がつくられる可能性は大きいか・・・。