2015年 アメリカ 125分
監督:アラン・テイラー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、 エミリア・クラーク、 ジェイ・コートニー、 イ・ビョンホン
シリーズ第5作。シュワちゃん復活。 ★★★
説明の要もない「ターミネーター」シリーズの第5弾。
「アイル・ビー・バック」と言い続けていたシュワルツネッガーも(州知事を辞めて)戻ってきた。
第5弾なのだが、シリーズの熱心なファンで「4」までちゃんと観ていた人は、かえって、あれ?と思うかも知れない。
これ、「4」につながっていない・・・。
この作品は「1」「2」から(「3」「4」へは行かずに)こちらへ曲がってきたという感じなのだ。
未来世界でジョン・コナー率いる人間が勝利しそうになったために、機械軍は1984年にターミネーター送り込み、ジョンの母サラ・コナーの抹殺を図る。
このあたりの設定は「1」と同じ。
人間側はサラを助けるべく、カイルをやはり同じ1984年に送り込む。
ところが、その世界ではサラ(エミリア・クラーク)はすでに女戦士となっていて、忠実なターミネーターT800(アーノルド・シュワルツネッガー)とともにターミネーターT1000と戦っていた。
あれ?どうなっているんだ?
タイムマシンでさらに別の時間へ移動もする。
ここで面白いのは、時間移動出来るのは肉体だけなので、T800は一緒に行けないのだ。
T800は通常の時間を過ごして、未来の世界でサラとカイルがタイムマシンでやってくるのを待っているわけだ。
おまけに、このT800の皮膚は老化するように出来ている。
ということで、シュワルツネッガーも無事に歳をとった姿であらわれる。
なるほど、よく考えたな。
ちょっと寄り道。
このターミネーター・シリーズをややこしくしてしまった一番の原因は、第1作でシュワルツネッガーを悪役にしてスタートしたことだろうと思う。
2作目からは(あわてて 笑)シュワルツネッガーを主人公の味方にした。
ロボットだから設定次第でどうにでもなるわけだが、やはりややこしくなった(苦笑)。
さて、今回のサラ・コナー役はエミリア・クラーク。
こんなことを言うと怒られるかも知れないが、リンダ・ハミルトンよりはずっとキュートだった。
シュワルツネッガーの再登場!というのが売りのこの「5」。
決してつまらなくはないのだが、やはりファンとしては期待するものが大きい。
その(私の)期待に十分に応えてくれたかというと・・・・・・(汗)。