あきりんの映画生活

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「ランダム 存在の確率」 (2013年)

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2013年 アメリカ 88分
監督;ジェームズ・ウォード・バーキッド

混乱映画。 ★★★

おそらくほとんどの人は知らないだろう(無名の)映画。
登場人物は正味8人だけ。それ以外には通行人も、誰も登場しない。
舞台は一軒の家の中だけ。あとはわずかに家の前の庭とか道路が写るだけ。

徹底的に低予算の映画。でも、かなり魅せてくれる。
キャッチ・コピーは「あなたの脳はついてこられるか?」

4組の夫婦、あるいはカップル、計8人が集まっているホームパーティが舞台。
その日はミラー彗星が地球に急接近しており、その影響があるかどうかで、会話は盛り上がっていた。
すると、おや、停電だ。どうしたんだろう? ちょっと周りも停電しているかどうか、見てくるよ。

という発端。ここから少しずつ奇妙になっていく。

外の様子を見に行った男2人が慌てふためいて戻ってきた。
彼等の話によると・・・。
少し先に一軒だけ明かりがついている家があって、窓から中を覗くと、なんとそこにはこの家にいる8人がいたのだ・・・!
物音を立ててしまい、家の中にいた人が窓を開けそうだったので、あわてて逃げてきた、とも。

すると、家の外で物音がする・・・。
何事かと思って窓を開けると、誰かが逃げていく足音が・・・。
これは・・・?

この手のお話が好きな人にはたまらない設定。
う~ん、これはどういうことだ?

(註:以下、物語についてはかなりのところまでネタバレしています。
これから観るつもりがある人は、以下はお読みにならない方がいいでしょう。)

皆で確かめに行こうと、赤く光るライトを手にしてその家の方へ歩いて行くと、向こうからやってきた青いライトを持った自分たちと出会ってしまったりもする。
やがて、外へ用事をしに出かけて戻ってきた者は、青いライトを手にしたりしている。

お前は・・・向こうの家のお前じゃないのか?
おい、向こうの家の奴が紛れ混んでいるぞ。
それじゃこの家の奴はどこに行ってしまったんだ?

よし、いいことを考えついた、この家の者だと判るように、袋に気まぐれで入れた物をみんなで覚えておこう。
いいか、CDを1枚入れて置くぞ、覚えておけよ。

やがてその袋が持ち去られたりして・・・。
戻ってきた袋に入っていたのは積み木だったりして・・・。
えっ、私が覚えていたのはお菓子よ・・・。
あれ、俺が覚えていたのは本だったぞ・・・。
(註:袋の中身はうろ覚えなので、中に入っていたものは正確ではありません、適当に書きました)

こうして、登場人物たちは自分がどこの家の者だったか判らなくなっていく。
もちろん、観ている者も、誰がどこの家にいたのか、混乱してくる。

うわぁ、これはどうなっていくのだ?
彗星の影響で多次元宇宙が作られてしまったのか。
それじゃあ、同時に同じ人物が存在してしまったら、この世界はどうなってしまうのだ?
あなたは私なのか? 私は誰なのか?

低予算映画で、監督も俳優さんも誰1人知りませんでした。
でも、大変に面白い映画でした。