1974年 アメリカ 103分
監督:リチャード・フライシャー
出演:チャールズ・ブロンソン
農園主の孤独な戦い。 ★★☆
同名の映画にジム・キャリー主演の(かなり有名な)ものがある。
こちらは無法者に立ち向かうチャールズ・ブロンソンの一匹狼ぶりを楽しむ映画。
それ以上でもそれ以下でもない。
ということは、ブロンソン・ファンでない人にはあまり面白くないかな?
マジェスティック(チャールズ・ブロンソン)はアメリカ南西部で細々と小さなスイカ畑を経営している。
収穫のための人手として行く当てのない貧しいメキシコ移民たちを雇ったことから、性悪の手配師と争いごとを起こしてしまう。
さらに悪人殺し屋とも対立することになってしまう。
おいおい、俺はただスイカを収穫したいだけなんだぜ。
真面目に細々とまっとうに暮らしたいだけなのに、意地の悪い悪役が次々に嫌がらせをしてくる。
それに耐えて、耐えていたのに、ついに堪忍の限界が来て主人公が反撃に出る・・・。
とこうくれば、かっての高倉健の役どころなのだが、それとはちょっと違う。
ブロンソンの場合は、何か嫌がらせをうければすぐに反撃する。
腕っ節は強く、少々の脅しに屈することもない。
無法者の相手はますます数を頼んでやってくる。
おいおい、俺はただスイカを収穫したいだけなんだぜ。
山道でのおんぼろトラックでのカー・チェイスもある。
最後には、大勢に追われて襲われていたはずのブロンソンは、反対に相手を追い詰めるようになってしまう。
あれ? いつの間に攻守交代してしまったんだ?
しかし、ブロンソン、格好好いぞ!
砂埃いっぱいの映画です。
とにかく渋いブロンソンを楽しむ映画です。