あきりんの映画生活

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「殺し屋チャーリーと6人の悪党たち」 (2014年)

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2014年 アメリカ 91分
監督:クリフ・ステンダーズ
出演:サイモン・ペッグ

殺し屋ドタバタ劇。 ★★☆

サイモン・ペッグが出ていたので鑑賞。
それほど期待していなかったが、思いの外に楽しく鑑賞できた。
原題は、「私を3回殺して」かな。

DVの夫ジャックに嫌気が差したアリスは、不倫相手の恋人と駆け落ちを計画していた。
アリスの不倫を察知したジャックは、可愛さ余って憎さ百倍となり、殺し屋チャーリーにアリス殺しを依頼する。
殺しを実行しようとチャーリーがアリスを尾行すると、あれ、アリスを殺そうとしている奴らが他にもいるぞ。

どこかは判らないが、真っ青な空、きれいな海、周りには野山がひろがる田舎町が舞台。
連鎖形のクライムものだが、出てくるのがみんな小悪党で、あたふたと悪巧みをする。
その悪巧みが絡まり合って、あれよ、あれよ、となる展開を楽しむ映画。

ジャックの妹ルーシーは、夫ネイサンの博打好きから生じた多額の借金を、なんと自分の生命保険で払おうと画策する。
兄嫁のアリスを自分のように見せかけて殺そうというのだ。
そんなことが上手くいくのかな?

サイモン・ペッグがブラック・スーツに身を固めての殺し屋で、なかなかに格好良い。
彼も決めるときは決めるんだ。
それに、夫をたきつける悪女ルーシー役のテリーサ・パーマーが魅力的。
どこかで観たなあと思ったら、「Xーミッション」に出ていたのだった。

いろいろと殺されそうになるアリスがしぶとい。
あたしだってそう易々と殺されやしないわよ。
ジャックがため込んでいた大金を盗んで、不倫相手の恋人と新しい生活をするんだから。

さて、誰が誰を殺して、誰が生き残るのか。
登場人物たちは大真面目に悪巧みをするのだが、その割には、みんな、どこか間抜け。
たくらみが計算違いとなって、次の騒動へとつながっていく。

ということで、悪党ばかりの物語なのに深刻なところはありません。
気楽に楽しめます。