2016年 アメリカ 151分
監督:ザック・スナイダー
出演:ベン・アフレック、 ヘンリー・カビル、 エイミー・アダムス、ダル・ガドット
二大ヒーローの対決。 ★★★
大ヒットをつづけるマーベル・コミック陣営のアベンジャーズ。
それに負けてはいられないと、DCコミック陣営も三大ヒーローの集結映画を作った。
でも、バットマンとスーパーマンと、もうひとりは誰?
この映画の副題は「ジャスティスの誕生」。
その名の通り、正義とは何かが問われる。
そして、人類にとっての正義とは何か、の解釈、思い入れの違いから、バットマンとスーパーマンが対立してしまうのだ。
二人の人間性(スーパーマンは人間ではないけれど 汗)の違いも出ていた。
バットマンは人間なので、自省心があり、ヒーローでありながらも傷つきやすい一面を持っている
それに引き替え、スーパーマンはどこまでも宇宙人。
感情がふっきれていて、人間特有の自省心はあまりないように感じられる。
この二人が確執を抱えて争う展開となっていく。
とはいっても、ただの人間であるバットマンと、空を飛び百万馬力の宇宙人のスーパーマン。
これ、どう考えたって強さの差は歴然。対等な喧嘩になるはずがない。
ということでバットマンも考える。特別仕様のバットマン・スーツに身を固めるのだよ。
ハンス・ジマーの音楽がガンガンと鳴り響く。
彼の音楽のせいもあって、同じコミック・ヒーロ-集結ものでも、マーベルものに比べると、こちらの方が重々しい感じがする。
さて二人が戦ってしまってどうなるのかと思っていたが、共通の敵が登場して、二人は協力して立ち向かうことになる。
よかった、よかった。
そのあたりで、はじめの方から登場していた謎の女性が珍妙な衣装で(ファンの方、ごめんなさい)あらわれる。
はて、この女性は何者? ああ、そうか、噂に聞くワンダー・ウーマンだっ、とやっと気付いた。
思いもよらない終盤を迎えて映画は終わっていく。
えっ、このあとどうするんだ?
でも、最後の場面で、たしか砂がかすかに動いたよねえ。ということは・・・。
愚痴をひとつ。
「マン・オブ・スティ-ル」の感想でも書いたのだけれど、エイミー・アダムスが、個人的にはちょっと駄目だった。
もうちょっと若手にして欲しかったなあ(苦笑)。