2013年 アメリカ 110分
監督:ビク・アームストロング
出演:ニコラス・ケイジ
オカルト? いえいえ・・・ ★☆
パッケージの写真と、ニコラス・ケイジ主演ということで、予備知識なしで観始めた。
勝手に、てっきりフライト・パニックものだと思い込んでいた。
ところが、あれ? あれ? これ、オカルト?
ニコケイ、またやってしまったのではないかい?
パイロットのニコケイが操縦する飛行機の機内から、突然大勢の人が消えてしまう。
着ていた服や、持ち物を残して、人間だけが消えてしまう。
機内は大パニック(あ、パニックものだった 笑)。
そのころ、地上でも同じように大勢の人が消えてしまう。
車を運転していた人が消えれば暴走事故は起きるし、セスナ機は墜落してくるし、そりゃもう大変。
いったいこの謎をどうやって回収するのと心配になってくる。
これ、アクション・パニックものではなくて、ひょっとして宇宙人が絡むSFものだったのか?
いえ、いえ。
冒頭からやけに宗教がらみの会話が多いなあと感じてはいた。
ニコケイの妻はキリスト教を深く信仰するあまり、夫とも娘とも関係がぎくしゃくしているし。
そう、これは実は宗教映画だったのだ。
(以下、完全ネタバレ)
消えた人々は信仰の厚い人たちと無垢な子供達だった。
驚くべきことに、神様がこれらの人々をこれから訪れる厄災の世界から助け出して、天国へ連れて行ってくれたとのこと。
えっ、それが人間消失の意味?
原作は世界的なベストセラーの宗教小説とのこと。
「ヨハネの黙示録」の教えを現代に置き換えて描いているらしい。
しかし、無宗教の私には冗談で作ったとしか思えないような映画だった。
(キリスト教信者の方、ごめんなさい)。
続編の制作が決まっているとのこと。
制作費を出す人がちゃんといる、ということですね。