あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。1800本余りの映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。

「砂上の法廷」 (2016年)

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2016年 アメリカ 94分
監督;コートニー・ハント
出演:キアヌ・リーブス、 レニー・ゼルヴィガー、 ググ・ルバサ・ロー

法廷ミステリー。 ★★★

法廷ものは、少しずつ明らかになっていく真実が何なのか、で最後まで興味をつないでくれる。
喚問された証人の証言や、検事や弁護側がつぎつぎに提出してくる証拠品・・・。
ポスターには「94分、あなたは騙され続ける」とある。
たしかに騙された。

資産家で大物弁護士のラシター・ブーンが自宅で殺された。
警察が踏み込んだときに死体の傍らには息子のマイクがおり、死体に刺さったナイフにはマイクの手形がついていた。
妻のロレッタ(レニー・ゼルウィガー)は、顧問弁護士のラムゼイ(キアヌ・リーブス)に息子の弁護を依頼する。

これは誰が考えたって、マイクが犯人であることに疑う余地はない状況。
問題は動機。どこまで情状酌量を勝ち取れるか・・・。
しかしマイクは完全黙秘を貫き通し、弁護士のラムゼイにもひと言も口をきかない。
おいおい、それじゃ弁護できないよ。

キアヌ・リーブスはちょっと気弱そうな善人風の弁護士役。
殺されたラシター・ブーンは彼の先輩でもあり、ラムゼイはブーン家内のいろいろな事情もよく知っていたのだ。
例えば、彼が妻に日常的に暴言を浴びせ暴力をふるっていたことなども。

その妻・ロレッタ役がレニー・ゼルウィガーだとは、映画の途中まで気がつかなかった。
あまりの激痩せで別人同然だった。あのぽっちゃり感はどこへ行った?

さて裁判には、ブーンがよく利用していたチャーター機の乗務員や、ブーン家お抱え運転手、事件当日現場に呼ばれた婦警などがつぎつぎに証言台に経つ。
しかし、法廷では、皆、自分の身の保身の為に嘘をつくとラムゼイは語る。

そしてラムゼイには有能な若手女性弁護士が補佐役につく。
この黒人弁護士が初々しくてなかなかに好い感じ。
しかも彼女は嘘をついている人を見分ける能力に長けている。
今日の証言者で嘘をついていたのはあの人とあの人ですね。

マイクはなぜ父親を殺した? 父の暴力に苦しめられていた母のため?
ラムゼイはどれだけの情状酌量を勝ち取ることが出来るのか。
ところが、ここでマイクが自ら証言台に立つと言いはじめた。えっ、一体彼は何を語ろうというのか?

(以下、ネタバレ気味)

実は、息子は母が犯人だと思い、母を庇うために自分が犯人であるように見せかけたのか、と思いながら観ていた。
母は母で、息子が犯人だと思い、息子を庇おうとしたのかと・・・。
しかし、マイクが語った証言は、皆が驚くようなことだった。
母の為じゃない、と。
そうか、そんなことがあったのか。

一件落着・・・。
いやあ、ところが真実はもうひとつ違ったのですね。
まったく違ったのですね。たしかに騙されました。

でも、そうなら、マイクはなぜあんなことを・・・?
マイクも途中で気がついた?