あきりんの映画生活

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「インデペンデンス・デイ リサージェンス」 (2016年)

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2016年 アメリカ 120分
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:アム・ヘムズワース、 ジェフ・ゴールドプラム、 シャルロット・ゲンズブール

あのエイリアン再襲来。 ★★☆

20年前のSF大作「インデペンデンス・デイ」の続編。
あの強大なエイリアンが再び襲ってくる。しかも、スケールをアップして・・・!
再襲撃に備えて宇宙軌道上に設置していた防衛システムなんて、一瞬のうちに突破されてしまったぞ。

それに、今度の敵の宇宙船はとてつもなく大きい。
どれぐらい大きいかというと、大西洋を被い隠してしまうぐらい。
こりゃ、それだけで天変地異が起こるよなあ。

とにかく、ど派手。
前作からの20年の間に映像技術は恐ろしく進歩しており、それをエメリッヒ監督がこれでもかと駆使して作り上げたのだから、並の派手さではない。
高層ビルが空に吸いあげられるわ、お次にそれが落下してくるわ。
もちろん街はどんどんと壊滅していく。

前作での大統領は、今は職を引いていて、その娘が活躍したりする(元大統領も活躍するのだけれど)。
前作で主役だった人物の息子が頑張ったりもする。
しかし、人間模様とか、深いものは求めても無駄。
監督もそんなことを描くことにはまったく興味なし(笑)。

驚いたことに、科学者役でなんとシャルロット・ゲンズブールが出ていた。
ラース・フォントリアー監督作の「アンチ・クライスト」や「メランコリア」「ニンフォマニアック」で怪演をみせていたゲンズブールがまともな役だよ。驚いた。

こんな巨大で強い敵に立ち向かう術なんか、ないんじゃないの。
いったいどうやって人類は生き延びるつもりなんだぁ!
と、ところがエイリアンには(蜂さんと同じような)ある特性があったのだよ。
それを利用して、とにかく一点突破だっ!

大味で、いつもの映像勝負のエメリッヒ監督らしい作品。
(街が壊滅していく映像を見せて、これは「インデペンデンス・デイ」でしょうか、それとも「2012」でしょうか、というクイズをやったら、皆見分けはつかないのではないかな 笑)
大画面、大音響で、上映時間の間を楽しむ種類の映画でしょう。

(余談)
エイリアンを倒したのはいいのだけれども、大西洋を覆い尽くしてしまうほどの巨大宇宙船がそのままだったら困るよなあ、と思っていたら・・・。
ちゃんと巨大宇宙船はどこかへ回収されていった。
ということは、また何年か後には、またやって来る?
また映画が作られる?