2013年 アメリカ 100分
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:ジェイデン・スミス、 ウィル・スミス
SFアドベンチャー。 ★★
物語はいたって単純である。
宇宙船の事故で不時着した親子。足を折って動けなくなった親の無線指令をもらいながら、息子が遭難救助機のある100km先まで冒険をする。
その不時着した惑星は、かって人類が見捨てた地球。
だから、空気や水はちゃんとあるが、一面に密林化している。
そして、事故を起こした宇宙船から逃げ出した未来の怪獣が人間を襲ってくる。
武器は、柄の両方に刃が出てくる薙刀のような剣。
酸素を有効に利用できる薬には限りがある。
とまあ、こういった条件でミッションをクリアせよ、といったジャングル・アドベンチャーもの(笑)。
監督は、あの「シックス・センス」などのM・ナイト・シャマラン。
しかし、今作はオカルト色はないし、最後のどんでん返しといった趣向もない。
至極まっとうにSFアドベンチャーものとして撮っている。
結論から言って、どうも単調だった。
親子の情愛と確執、とか、冒険による息子の成長、とか、いろいろな要素を加えようとはしている。
ジェイデン・スミスも頑張っていることはよく判る。
しかし、どうもなあ。
以前の親子共演作「幸せのちから」のときも思ったのだが、子供が映画で活躍できるように必死にウィル・スミスが頑張っている感が強すぎる。
その結果、・・・つまらなくなっていた。
これ、偏見?
もう親子共演は止めた方が、息子のためにもなるのではないかなあ。