1988年 アメリカ 90分
監督:バディ・バン・ホーン
出演:クリント・イーストウッド、 リーアム・ニーソン、
シリーズ最終作。 ★★☆
前の4作目から5年が経っている。
シリーズの第1作から計算すると、なんと17年が経っている。
ダーティハリーもさすがに歳をとってきた?
今回ハリーが関わる連続殺人事件の裏にあるのは、“デッドプール(死亡予想ゲーム)”。
誰が早く死ぬか8名の名前を書いて賭けをするという悪趣味なゲーム。
で、犯人は自分が書いたリストの人物を殺し始めたのだ。
当然殺された人物の周囲の人間が疑われる。
疑われたのはホラー映画監督のスワン。演じるのは若き日のリーアム・ニーソン。
シンドラーの5年前。ジェダイの騎士の11年前。96時間走りまわる強~いリーアム・パパの20年前。
そりゃ、若いはずだ。
途中、ハリーの車が、犯人が操るラジコン・カーに追いかけられるカー・チェイスがある。
ラジコン・カーにはプラスティック爆弾が積まれていて、そいつに追いつかれたらハリーの車は爆破されてしまう。
サン・フランシスコの坂道を車が跳ねながら爆走する。
う~ん、これは「ブリット」のパロディ? いやいや、オマージュか?
事件そのものや犯人像は、これまでのものよりはこじんまりしている。
活躍するハリーも、これまでの作品に比べれば凄みが大人しくなった気がする。
最後、追い詰めた犯人をハリーは大きな銛で打ち倒す。
しかし、このシリーズの最後だぜ、あの決めぜりふを言いながらマグナムで決めて欲しかったなあ。
この拳銃に弾が残っているのかどうか考えているんだろ。俺も忘れてしまった。試してみるか?・・・