あきりんの映画生活

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「96時間 レクイエム」 (2014年)

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2014年 フランス 109分
監督:オリヴィエ・メガトン
出演:リーアム・ニーソン、 フォレスト・ウィティカー、 マギー・グレイス、 ファムケ・ヤンセン

リーアム・パパの活躍最終章。 ★★★

家族のために、すべては家族のために。
そうなのだ、リーアム・パパは家族のために戦い続けるのだっ! 最終章!

今回は、なんとリーアム・パパが今も愛し続けている元妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)が、何者かに殺されてしまう。
あのファムケが殺されてしまうのだよ。なんということだ。
007とも戦い、Xメンの最強メンバーだったファムケが殺されてしまうなんて・・・。

しかし、リーアム・パパ、悲しみにひたっている暇はないぞ。
彼自身が陥れられて殺人容疑者となってしまい、警察に追われる羽目になってしまったのだ。
なんとしてでも警察からは逃げて、最愛の娘キムを悪人の手から守らなければならない。
警察からは逃げながら、殺人者を見つけて、レノーアの仇を討たなくては!

ということで、少しお年を召してきたリーアム・パパだが、今回も頑張る。
ついこの前は狭い飛行機の中での格闘をしていたと思ったら、今度は走り回るわ、車を乗り回すわ、の大活躍。

それにしても、まあ、リーアム・パパはそんなことで車はクラッシュさせるわ、街は壊すわ、半端ではない暴走ぶり。
巻き添えを食った一般善良市民はたまったものではない(苦笑)
(誰が弁償してくれるんや? 誰が治療費を出してくれるんや?)
でも、正義のヒーローはみんなそうやって悪と戦ってきたのだから、ツッコミはなし。

追ってくる警察のボスに、ちょっと笑福亭鶴瓶を思い出させるフォレスト・ウィティカー
この人が出てくると、作品に味わいが深まる。さすがはオスカー受賞の名優。
追いかける相手のリーアム・パパのことを認めている。こういうところは格好いいんだよねえ。

元妻の再婚相手はいかにも怪しそうな、いけ好かない奴として登場してくる。
おいおい、レノーアよ、こんな男と再婚したのかよ?
第1作のときの再婚相手とは別人ではないかと思うほどに、怪しすぎるぞ、こいつは。

今回でリーアム・パパの活躍は終わりとのこと。寂しくなる。
今回も物語は”96時間”という時間制約とは、まったくの無関係(笑)。
第1作で邦題を付けてしまった宣伝員は、2作、今作と、給料カットされたのではないかな(笑)