2010年 インド
監督:クーキー・V・グラディ
出演:ビベーク・オベロイ
B級アクション映画。 ★★
インド製のエンタメ作品ですが、はっきり言って、しゃんとしません。
スタイリッシュなアクション映画にしたかったのだろうとは思うのですが・・・。
プリンス(ビベーク・オベロイ)はハイテクを駆使する大泥棒。
今日も高層ビルの厳重な警備の宝石店からダイヤモンドをごっそりと盗み出す。
どうだ、俺様はこんなに格好いいんだぜモードが全開(笑)。
しかし、ある朝プリンスは何故か記憶喪失になっていた。
立派な豪邸で使用人に傅かれても、はて、俺は誰? 何をしている?
するとそこへマヤと名乗る美女があらわれて、私はあなたの恋人よ。
へえ~、そうなんだ。
物語は、謎の古いコインの奪い合い。
記憶喪失になったプリンスがどこかに隠し持っているようなのだが・・・。
非情な強敵が手下を引き連れてあらわれたと思えば、マヤと名乗る別の美女がまたあらわれたり。
主役をはじめとして、出演者はだれも知らなかった。
この映画で一番致命的だったところは主役に華がなかったところ。
それに主役をめぐる謎の3人の美女が登場するのだが、彼女たちにも華がなかった。残念。
アクションもそれなりに頑張っているし、インド映画お約束の歌tと踊りもあるのだが、どうもパッとしない。
このどこかあか抜けない、それでいてどこか気取った感じはなにかであったなあと思っていたのだが、ああ、そうだ、かっての日活アクション映画だ(笑)。
それも小林旭とか宍戸錠あたりが出ていたやつ。
はっきり言って、わざわざ観る必要はない映画です(映画会社の方、ごめんなさい)。
楽しいインド映画を観たいと思ったら、これではなく、あの「バーフバリ」を観ましょう。