あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです(苦笑)。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。

「パトリオット・デイ」 (2016年)

イメージ 1

2016年 アメリカ 131分
監督:ピーター・バーグ
出演:マーク・ウォルバーグ、 ケビン・ベーコン、 J.K.シモンズ

ラソン大会で起こったテロ事件。 ★★★

実際に2013年のボストン・マラソンで起こったテロ爆破事件。
この映画は、事件当日に警備に当たっていた刑事トミー(マーク・ウォルバーグ)を主人公として、警察やFBIが犯人を追っていく様子を描いた、いわば実録もの。

私も趣味でジョギングをしており、海外のマラソン大会にも参加したことがある。
ゴールドコースト・マラソンシドニー・マラソン、グアム・マラソンアンコールワット・マラソンシンガポール・マラソン台北ラソンプーケット・マラソン・・・。
あのホノルル・マラソンは11回走っている(もちろんみんな完走ですよ)。
で、マラソン大会を題材にしたこの映画はやはり観ておかなくては。

ボストン・マラソンは世界のマラソンの中でもハイ・レベルの大会である。
出場資格も厳しく、60歳以下の男子ではサブ・フォー(4時間以内の完走者)でないと参加できないようだ。
70歳を過ぎていても4時間半以内のタイムが求められている。
これは市民エリートランナーの大会だなあ。私はとても出場できないなあ・・・。

映画は事件に巻き込まれた人々の群像劇として提示される。
事件の前日から、なんの関係もなかった彼らのなんでもない日常が映されていく。
捜査で膝を痛めていた刑事のトミー、やがて事件で片足を失ってしまう恋人同士、犯人の逃走に巻き込まれる中国人青年、そして犯人の兄弟やその家族、などなど。
この日常生活が映されていることによって、事件の非日常性が際立ってくる。

さて、大会当日。
ランナーたちが次々とゴールしていたとき、応援者でいっぱいの沿道で突然の大爆発が起こる。
負傷者がいたるところで倒れており、死者も出ている現場。
トミーら地元警察と捜査に乗り込んできたFBI捜査官(ケビン・ベーコン)は協力して犯人を捜す。

あの大群衆の中から犯人をどうやって迅速に割り出せたのか。
なるほど、こういう努力をしていくのか、と感心させられた。
それにしても、今は街のあらゆるところに監視カメラがあるわけだなあ。

こういった事件、或いは大規模災害が起こった時の医療対応は大変だろうと思わされる。
限られた人手と資材で治療に当たるわけだから、トリアージ(助かる可能性のある人と助からない人を選別する)も辛い作業だが必要になる。
現場検証のために動かせない子どもの遺体に、いつまでも一人で付き添っている警官の姿も印象的だった。

捜査、犯人追跡、確保などが(割と)淡々と描かれていく。
エンタメ性の部分はもちろんあるのだが、事件の推移を再現している、という感じが強かった。
話題性のある題材だが、浮ついたところはなく、きちんと作られている映画だった。

(おまけの知識)
どうしてタイトルがパトリオット・デイなんだろう?と思っていたが、これはボストン・マラソンが毎年、愛国者の日(パトリオット・デイ)に開催されるためだった。
知らなかったのは私だけ?