1994年 アメリカ 131分
監督/フィチップ・ノイス
出演:ハリソン・ゴード、 ウィレム・デフォー
ジャック・ライアンもの第3作。 ★★★
前作に続いてジャック・ライアンはハリソン・フォード。
私の中では、やはりライアンは彼だなあ。
今回の敵は南米の麻薬王。
麻薬なんて絶対悪に決まっているのだが、そこに金と政治が絡んできたりするので、話がややこしくなる。
絶対悪まで利用しようとする輩も現れるわけだ。
さあ、そんな思惑には目もくれずに正義を貫くぞ。
話の発端は、大統領の友人が麻薬王に殺されたこと。
怒った大統領は報復のために南米の麻薬カルテルへの攻撃を示唆する。
大統領に忖度して事を運ぼうとする大統領補佐官。
こいつがなかなかに憎たらしい。ライアンのことを、ボーイスカウトみたいに青臭い正義感を振り回す奴、と辛辣。
秘密裏に編成された12人の攻撃部隊が南米に潜入する。
麻薬カルテルを壊滅させようとするのだが、そのうちに補佐官はその麻薬王と裏取引をしたりする。
そして攻撃部隊を見捨てたり、取引に邪魔になったライアンを取り除こうとしたりするのだ。
なんという悪い奴だ。
補佐官に依頼されて攻撃部隊を編成したり、ライアン殺害を請け負ったりするのが、ウィレム・デフォー。
しかし彼は正義感を貫くライアンに意気を感じて、ともに戦うこととなる。
デフォーが好い仕事をしていた。
ちょっとライアンの行動が理想主義的にも思える部分もあるが(そして、普通だったらそんなに上手くはいかないだろうと思える部分もあるのだが)、まあ、ライアンが主人公の映画だからね(笑)。
気持ちよく観ることができます。
ハリソン・フォード主演でもう1~2本作っても好かったのになあ。