2015年 アメリカ 118分
監督:ベイトン・リー
出演:ポール・ラッド、 マイケル・ダグラス、 エヴァンジェリーン・リリー
マーベル蟻人間第1弾。 ★★☆
もちろん公開された第2弾を観るための予習観賞(苦笑)。
あれ、このシリーズって割と新しいんだ。
ウルトラマンにしてもゴジラにしても主人公は大きいことが多かった。
しかし、この映画の主人公は小さい。蟻の大きさ、1.5cmなのだ。
こんなに小さかったら、弱いんではないかい? すぐにやられてしまうんではないかい?
刑務所帰りの落ちこぼれのスコット(ポール・ラッド)は離婚した妻に養育費も払えない。
このままでは愛する娘キャッシーにも会えなくなってしまう。どうしたらいいんだ?
ということで、盗みを働こうとして知り合ったのが奇妙な科学者ピム。
彼に頼まれて奇妙なスーツを着る実験台になることに・・・。
ピム博士が誰かに似ているなあ、と思っていたら、えっ、本当にマイケル・ダグラスだった。
あまりに痩せて、そして老けていたのではじめは判らなかった(苦笑)。
さて、特殊スーツを着てアントマンになるスコットだが、これまでのマーベル・ヒーローとはかなり雰囲気が違う。
彼には人類を助けるなんて壮大な使命感は、これっぽっちもない。
彼にあるのは、ただただ愛する娘に会えるようになりたい、ただそれだけ。
なんと小市民的な目的のために頑張るヒーローであることか。
でも、その等身大のヒーロー像がこの映画の売り(実際には等身大よりもうんと小さいしね)。
そんなに小さくて、果たして活躍できるのかと心配もしたのだが、なるほど、そんな風に見せてくれるのか。
アントマンだから、蟻とは友達なのだ。というか、自由に蟻を操れるのだ。
羽根蟻にまたがって空を飛ぶこともできるし・・・。
(余談)
ドラえもんの道具の一つに身体を小さくするトンネルがあったよねえ。
原作者はドラえもんを観ていた、何てことはないのだろうなあ。
でも、巨大化した機関車トーマスは登場していた・・・。
アベンジャーズとの関係も気にはなるところだが、しっかりとファルコンは登場してきた。
なんか、最後に映ったキャプテン・アメリカが意味深な台詞も言うし・・・(実は、次回作でしっかりと回収されていた)。
さあ、予習も済んだし、次は「アントマン&ワスプ」だな。