2007年 アメリカ 102分
監督:ロバート・ベントン
出演:モーガン・フリーマン
群像劇で見せる大人の恋模様。 ★★☆
心に傷を負って休職している大学教授のモーガン・フリーマン。彼の周りに集まる人々の恋模様を、フリーマンの独白という形で描いている。
何人もの女性に次々に振られるお人好しの喫茶店のマスターや、互いに不幸な家庭環境を背負いながら愛を育んでいく若い二人や、不倫カップルなど。
皆、ひたむきで初々しい。
不倫をしている男がずいぶんと勝手だなと思っていたのだが、本当は、彼は彼で真面目だったことがわかる。誤解していました、ごめんなさい。
邦題は群像劇のラブ・ドラマの傑作、あの「ラブ・アクチュアリティ」にあやかってつけられたのだろう。
そこまでの傑作ではなかったが、悪人が全く出てこないので、人々の気持ちがほのぼのと感じられて心地よい後味がある。
それにしても、モーガン・フリーマンてどうしてこんなに存在感があるんだ?