2003年 アメリカ 113分
監督:オードリー・ウェルズ
出演:ダイアン・レイン
ほのぼの系。 ★★★
夫の浮気から離婚をしたフランシス(ダイアン・レイン)は、気分転換にイタリア・トスカーナへ旅行に来る。
そこで見つけた古家を衝動買いしてしまい、住み始めてしまう。
きれいなイタリアの風景のなかで、心やさしいトスカーナの人々とのふれあいが始まる。
素朴な職人たちの手によって古家が修理されていくにつれて、フランシスの心も再生されていく。
中年のダイアン・レインを主役によくこんな映画を作ろうとしたと思うのだが、結果的に成功している。
同じダイアン・レイン主演の「理想の恋人.com」と似た雰囲気となっている(作られたのはこちらの映画が先ですが)。
家の修理にやってくる奇妙な仲間たちなど、彼女の周囲にあらわれる人は善い人ばかり。
予言めいたことを告げる奇抜な衣装の女性は存在感があった。
それに、フランシスの家の前の道に花を捧げに来る老人の姿も、なんということはないのだが、ほのぼのとするものがあった。
大事件が起こるわけでもなく、ただスローライフの中で癒されていく、そんなヒーリング映画です。