あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。約2000本の映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。監督名、主演俳優名でも検索できます。

「ワイルド・スピード/ファイヤー・ブースト」 (2023年) みんな家族だぜっ!

2023年 アメリカ 141分 
監督:ルイ・ルテリエ
出演:ビン・ディーゼル、 ミシェル・ロドリゲス、 ジェイソン・モモア、 

   シャーリーズ・セロン、 ブリー・ラーソン

ワイ・スピ第10作。 ★★★☆

 

始めの頃の単なるカー・オタク映画、ゼロヨン競争映画から大きく発展したこのシリーズ。
今作と次回作は2部ものとなっていて、それでシリーズが完結するとのこと。
そうか、名残惜しいがポールもいなくなっているし、仕方ないか。

 

今回の敵のダンテ(ジェイソン・モモア)は、かつてドミニク(ビン・ディーゼル)たちが倒した麻薬王の息子。
12年もの間、復讐の炎を燃やし続けていたダンテは、ドミニクから愛するものをすべて奪おうとする。
そんなことを許してなるものかっ、ファミリーを守るぞっ!。

 

しかし、このダンテ、ものすごい強敵。
(どこにその資金源があるのか判らないのだが)大がかりな罠を仕掛けてきたりする。
ドミニクが大事にしてきたものが壊されそうになってくる。

 

そうなのだ、このシリーズ、仲間の絆こそ強さの秘訣、ファミリーの結束は絶対だぜ!の精神で頑張ってきた。
だから、前作では殺し合うほどに憎しみあっていた強敵が、次の作品では、あれっ、あんたもファミリーの一員になったの?
次々にファミリーが増えていく。かつてのホブスやデッカード・ショウもそうだった。
そして今作ではサイファー(シャーリーズ・セロン)である。

 

これは嬉しい。
前2作ではすさまじいサイバー攻撃を仕掛けてきていたサイファー。怖ろしい、怖ろしいサイファーである。
前半、中盤ではミシェル・ロドリゲス扮するレティとセロン姐さん扮するサイファーは大バトルを繰り広げる。
ロドリゲスはまあ女無双でならしてきたわけだが、対するセロン姐さんも「アトミック・ブロンド」だったのだ。
凄まじい迫力のはずだ。大満足。

 

精根尽きるまで戦いあった二人を南極まで迎えに来たのは、おや、ジゼル(ガル・ガドット)ではないか。
あんた、生きていたんだね(嬉)。

 

豪華な出演陣はワクワクさせてくれる。
セロン姐さんだけでも嬉しいところに、ミス・マーベル役だったブリー・ラーソンまであらわれるのだ。
もうこうなると物語なんてどうでもよくて、ただただファミリーがくり広げるアクションを楽しむということになる。
今回のデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)とホブス捜査官(ドウェイン・ジョンソン)は顔見せだけだったが,次の最終作に期待。

 

結論的に言って、大満足で見終えた。
ストーリーが都合よすぎるとか、あんなこと絶対にできっこないだろとか、そんなことは言いっこなし。
そんなものは超越したところにワイ・スピはあるんだぜ。楽しまなくっちゃ。