2017年 アメリカ 107分
監督;D,J,カルーソー
出演:ヴィン・ディーゼル、 ドニー・イェン、 ディーピカー・パードゥコーン
単純明快アクション。 ★★☆
ヴィン・ディーゼルが「ワイルド・スピード」と同じようなノリで暴れる「トリプルX」シリーズの第3弾(註:第2弾にはヴィンは出ていません)。
人工衛星を自由に操作できる“パンドラの箱”と呼ばれる秘密装置が、謎の組織”チーム・ゴースト”に奪われてしまった。
さあ、政府の極秘エージェントのザンダー(ヴィン・ディーゼル)よ、あれを取り返してくれ。
と、CIAのお偉いさんに頼まれて、彼は仲間を集めてチームXXXを結成する。
スケボーで走り回るわ、水上スクーターで走り回るわ、楽しませてくれる。
元々のザンダーはXゲームのヒーローだったところから、このシリーズは始まっている。
それが政府公認のアクション・チームとなってしまったわけだ。
ザンダーが集めたチームXXXのメンバーの一人が美女スナイパーのアデル(ルビー・ローズ)。
彼女は高い木の上に潜み、ザンダーらが乗りこんだパーティ会場での大暴れを支援する。
望遠スコープで狙いをつけ、ザンダーが拡げた二本の指の間を縫って敵を狙撃したりする。
う~ん、格好いい。
(彼女のコードネームは、なんと”クリ勃起”(呆)。なんという和訳だ。)
しかし、敵の(今は、ね)チーム・ゴーストも只者ではない。
なにしろリーダーのジャンは、かつては座頭市のように宇宙で闘い、最近ではジョン・ウィックと戦っていたドニー・イェンなのだ。
それに東南アジアの暴れ不良少年のトニー・ジャーもいるぞ。
それに、それに美女スナイパーのセレナがいるのだよ。
彼女こそ誰あろう、あのインド映画の絶世の美女ディーピカー・パードゥコーンなのだ。
わざわざこの映画を観たのも、彼女が出ていたからに他ならない(苦笑)。
まあ、こうした顔ぶれのチーム・ゴーストだから、彼らが本当の悪役の筈がない。
本当の悪は別にいる。こういったときのお約束の真の悪役、それは・・・。
ということで、ヴィン・ディーゼルのチームXXXと、ドニー・イェンたちのチーム・ゴーストは協力して真の敵に立ち向かう。
終盤、チームXXXのアデルとチーム・ゴーストのセレナが、二人そろってバンバンと二丁拳銃で頑張るところがある。
背中合わせ両腕伸し乱れ撃ちや、向かい合わせ両腕交差乱れ撃ちなど、美女二人の絵柄も楽しませてくれた。
単純明快なストーリー、派手なアクション、美女の大活躍・・・。なにも考える必要はありません。
スカッとしたいときに1時間半を過ごす映画です。
それになんと言ってもディーピカー・パードゥコーンが活躍するしね。