1957年 フランス 88分
監督:ミシェル・ボワロン
出演:ブリジッド・バルドー、 シャルル・ボワイエ
バルドーの可愛らしいコメディ。 ★★★
バルドーの魅力を楽しむ映画。それ以上でも、それ以下でもない。
しかし、バルドーのなんと可愛らしく、魅力的なことか。
もう、それだけで充分に観る価値のある映画。
ストーリーを紹介してもそれほどの意味はないのだが、一応・・・。
大統領令嬢のバルドーは、名うてのプレイボーイである官房長ヴィダルに恋をする。
で、いろいろな騒動を起こしたあげくに結婚にこぎつけるのだが、ヴィダルの浮気癖に業を煮やして、自分も浮気してやろうと思い立つ。
そのお相手は、国賓として訪問してきたシャルル・ボワイエ王子。
二人乗りジェット機で出かけたニースの海岸でデートをしたりするのだが・・・。
大統領令嬢は傍目からみれば、わがままで、世間知らずで、自分勝手で、気分屋で、と、もう手のつけようがないお嬢さまぶり。
しかし、演じているのがバルドーだと、そこがまた魅力になる(苦笑)。
どんなわがままでも許してしまおう、という気になってしまう。
というわけで、難しい理屈は要りません。ただただ、楽しんで観る映画です。
最後のシーン、バルドーが映画を観ている私たちの方を向いて、これはナイショよ、と唇に指を当てます(上の写真です)。
もう、たまりませんなあ(笑)