2016年 イギリス 115分
監督:ジャスティン・カーゼル
出演:マイケル・ファスベンダー、 マリオン・コティヤール
ゲームの映画化。 ★☆
ゲームの映画化というと、古いところではアンジーの「トゥムレイダー」があったし、大ヒット作では「バイオハザード」があった。
本作も人気ゲームが元になっているとのことだが、そのあたりの知識はまったくないままに鑑賞。
結論から言うと、これは駄目だった。途中で何度か寝落ち(苦笑)。
ファスベンダーさん、コティヤールさん、ごめんなさい。
物語りは、中世の“アサシン教団”と“テンプル騎士団”が、人間の意思を操ることができるという秘宝を奪い合う、というのが骨子。
現代人である主人公(マイケル・ファスベンダー)は、特殊な装置によって昔の人物に乗り移って大活劇を繰り広げる。
マリオン・コティヤールはその装置をあやつる科学者。
バルクールのような身体能力をフルに発揮してのアクションは派手だし、中世の雰囲気もよく出ていた。
それなのに、どうして面白くなかったのかといえば、登場人物がそれぞれ何のために頑張っているのかが伝わってこなかったという点に尽きる。
烈しいアクションを見せられても、どうして真面目な顔をしてそんなに頑張っているの?
元のゲームに熟知している人には、そのあたりの感じは違うのかもしれない。
しかし、私には、折角のファスベンダーにコティヤールなのに、何とも残念な出来だった。
続編の話もあるようだが、もう、さようなら、だね(涙)。