あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです(苦笑)。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。

「特捜部Q カルテ番号64」 (2018年)

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2018年 デンマーク 118分
監督:クリストファー・ボー
出演:ニコライ・リー・コス、 ファレス・ファレス

北欧ものサスペンスのシリーズ第4弾。 ★★★☆

 

過去の未解決事件を専門に扱うのが特捜部Q。
元々は日陰の存在だったような部署なのだが、コペンハーゲン警察のその部署の活躍を描くシリーズの第4弾。

 

4作目ともなると捜査チームのメンバーにも親しみが湧いてくる。
カール(ニコライ・リー・コス)の不器用な人付き合い、アサド(ファレス・ファレス)の朴訥とした人情味、それに美人ではないローサの有能ぶり。
もちろん本作単体でも楽しめるのだが、シリーズを見ていると、楽しみの幅が増える(嬉)。

 

さて今回の事件。
市内のアパートの隠し部屋からミイラ化した3体の遺体が発見される。
その部屋の持主と被害者は、かつて少女たちを監禁していた更生施設でつながっていました。

 

このシリーズの物語展開の特徴としては、現在進行している事件の捜査状態と、昔の誰にも知られていなかったような事件が、交互に描かれていくところ。
そして観ている者は、やがてその二つが次第に接近して、大団円となっていくことを知らされる。

 

さて、数十年前に孤島に建てられていた女子収容所があった。
そこは、不良少女や淫らな行為をした少女が家族の要請で送り込まれていた民間施設。
従兄との恋に夢中だった少女もこの収容所に閉じこめられる。
そこでは狂信的な考えの医師による非人道的な処置もおこなわれていたのだ。

 

ミイラ化した死体を捜査するカールとアサドは、その被害者が孤島にあった収容所の関係者だったことをつきとめる。
では、その施設にいた医師や看護師は、今どうしている?

 

このシリーズの脚本は、あの「ミレニアム ドラゴンタトゥの女」の脚本の人。
だからつまらない脚本の筈がない。
北欧独特の暗い雰囲気が物語全体をおおっている。
そしてカールとアサドの、少し一般世間から浮いたようなとぼけた人間味が好いユーモア感を加えている。

 

過去の事件が悲惨であっただけに、今回の事件の真犯人を見逃すカール。
そして今回の事件をきっかけに明るみに出た本当の悪人。
大がかりな悪の集団を糾弾することができたのだ。

 

お勧めのシリーズです。観て損はありません。