あきりんの映画生活

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「ブラックライト」 (2022年) そんな恐ろしい陰謀が本当にあるのか

2022年 オーストラリア 104分 
監督:マーク・ウィリアムズ
出演:リーアム・ニーソン

アクション・サスペンスもの。 ★★☆

 

このところ渋さが増してきたリーアム・ニーソンである。
70歳を超えたはずだが、それでもアクション映画の(集客のための脇役出演ではなく)主演をやっているのだから、すごい。

 

FBI長官直属のエージェントであるブロック(リーアム・ニーソン)は、潜入捜査をしている秘密捜査官に危機が迫った際にその救出をおこなっていた。
FBIの影のエージェントであり、フィクサーと呼ばれている。
フィクサーといっても政治的なものではなく、心身共に壊れた潜入捜査官をフィクス=修復する係ということらしい。

 

冒頭で、身元がばれて敵に取り囲まれた捜査官を救出する場面がある。
手近にあるものを巧みに利用して、人が死なないような爆発を起こして任務を遂行する。
いかにもプロの技という感じで格好いい。そう、ブロックはやり手なのだ。

 

そんな彼は、救出した潜入捜査官のダスティから、FBIが一般人の殺しに関与しているという話を聞かされる。
まさかFBIがそんなことをするわけがないだろう。そりゃ何かの勘違いだよ。

 

ところが、その件を記者のミラにリークしようとしたダスティは何者かに殺されてしまう。
えっ、FBIが口封じをしたのか? それじゃあの話しは本当だったのか?
ブロックはミラと一緒に調査を進めることになる。

 

ダスティ役のテイラー・ジョン・スミスは先日観た「ザリガニの鳴くところ」にも出ていた。
え~と、不審死をしてしまう方(イケメンの方)の若者役だったかな。

 

物語は判りやすく、国にとって不利益な行動を取る人物を殺害する極秘作戦がおこなわれていた、というもの。
その命令を出していたのは、ブロックの上役でもあるFBI長官だったという設定。
アメリカって、そんなことが真実味を帯びた物語になるような国なのだろうか。
そう考えると、怖ろしい国だね。

 

そこにブロックの娘と孫娘が誘拐されてしまうという事件が起きる。
もちろんそこにもFBIが絡んでいるわけで、ブロックは家族を助けるために頑張る、という展開となる。

 

銃撃戦もカーチェイスもしっかりとある。
安定のリーアム・ニーソンなので安心して観ていられる。
その反面、どうもそれだけに終わっているところが物足りない、というのは欲張りすぎか。

 

もう無双のリーアム・パパではなく、渋いリーアム・グランパでした。
今回のリーアムの仕草で気に入ったのは、確認は3回おこなう、というところ。
どういうことかは・・・、映画を観れば判ります(汗)。