1986年 アメリカ
監督:ジェームズ・キャメロン
出演:シガーニー・ウィーバー、 マイケル・ビーン、 ランス・ヘンリクセン
アクションSF。 ★★★☆
前作はホラー仕立てだったが、今回はがらりと趣を変えて全くのアクション映画。
リドリー・スコットからジェームズ・キャメロンに監督が代わったためなのだろう。
キャッチコピーも「今度は戦争だ!」。 まるで「バイオハザード」のよう(笑)。
前作でただ一人生き残ったリプリー(シガーニー・ウェーバー)は、57年後にやっと地球へ戻ることができて、冬眠から覚める。そしてリプリーは、あのエイリアンの住む恐ろしい惑星へ植民をしていることを知らされる。
なんだって! あの惑星に人が住んでいるって! そんな危険なことを!
案の定、惑星からの連絡が途絶え、宇宙海兵隊が調査におもむくことになる。
あんな恐ろしい惑星に行くなんて、二度と嫌!と叫んでいたリプリーだが、結局エイリアンを知っている唯一の人物ということで同行することになる。
しかし、海兵隊の面々、エイリアンの怖さを知らないものだから、状況をなめきっている。
あんたたちねえ、エイリアンは恐いんだよ。
原題は「エイリアンズ」と複数形。そのとおりに今回はエイリアンの大群が襲ってくる。たまらんねえ。
探知装置で、すぐ近くにエイリアンが来ているぞ、しかし奴らの姿は見えないぞ、どこにいるんだ、もしかしたら・・・。
うわ~っ、こんなところに! 怖ろしいですねえ。
海兵隊の女性メンバーのバスケス、この女性がすごい。
太い二の腕ででっかい銃器をぶっ放しながら最後尾をがっちりと守る。なかなかに格好良く頼れる(でも、やられてしまいますが・・・)
今回は植民のなかでただ一人生き残っていた少女を助けながら、リプリーが闘う。
絶体絶命の最後の対決では、前半の方でちゃんと伏線がはってあって、扉が開くと、うぉ~、ガンダムじゃありませんか!(笑)
これにはやられた。なるほど、そうきたか。
今回はエイリアンの恐ろしさがメインではなく、痛快宇宙アクションを楽しむ映画になっていました。
前作とはがらりと趣を変えて、成功しています。