監督:ヨアヒム・ローニング
出演:ペネロペ・クルス、 サルマ・ハエック
美女西部劇。 ★★
タイトルの”バンディダス”とは女強盗のこと。
義賊となった美女二人が拳銃とナイフを手に、虐げられた人々のために銀行強盗をおこなっていくという筋立て。
舞台は1840年代のメキシコ。
町の広場には砂埃が舞い上がり、一歩そこを離れれば荒涼たる原野が広がる。
ワイルドだぜぃ!
ペネロペ・クルスの父は、都会から乗り込んできた悪役に土地をだまし取られてしまう。
一方、サルマ・ハエックは、その悪役に父を殺されてしまう。
ペネロペは貧しい田舎娘。片やサルマは都会育ちのお嬢様。
初めはことごとく反発しあう二人だったが、共通の敵を倒すために次第に助け合っていく。
というわけなのだが、情熱的南方系 (スペインとメキシコ) 美女二人なので、個人的にはちょっとキャラがかぶりすぎたのではないかと思う。
たとえば、サルマの代わりにミシェル・ロドリゲス姐さんあたりだったら、どうだっただろ?
制作と脚本はリュック・ベッソン。
いかにも彼が作りそうな映画。二人の美女のコスチュームにもこだわりがありそう。
(ベッソンが撮った「アデル」のヒロインのコスチュームと雰囲気が似ている。ああいうのが好きなんだな、きっと)
途中では、なんと二人はバニー・ガール姿で登場。
お色気作戦で自分たちを捕まえに来た刑事を籠絡するという、美味しいオマケのような場面まである。
コミカルな場面が随所にあって、たわいもないお話です。
二人の美女のコスプレ・アクションを気軽に楽しむ、そんな映画です。