あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。約2000本の映画について載せていますので、お目当ての作品を検索で探してください。監督名、主演俳優名でも検索できます。

「キラー・エリート」 (2011年)

イメージ 1

2011年 アメリカ 116分 
監督:ゲイリー・マッケンドリー
出演:ジェイソン・ステイサム、 クライヴ・オーエン、 ロバート・デ・ニーロ、 イヴォンヌ・ストラホフスキー

サスペンス・アクション。 ★★☆

ジェイソン・ステイサム、 クライヴ・オーエン、 ロバート・デ・ニーロという豪華メンバーの顔合わせ。とくれば、それだけで期待してしまう。
サングラスをかけた3人が銃を手にしてこちらに挑んでくるこのポスターを見れば、そりゃ、期待するでしょ。

イギリスの特殊部隊SASに3人の息子を殺されたオマーンの首長が、復讐を傭兵ハンター(ロバート・デ・ニーロ)に依頼してくる。
ハンターは失敗し、旧友だったダニー(ジェイソン・ステイサム)が、ハンターの命と多額の報酬と引き換えに、首長の復讐を引き受ける。

ダニーは二人の仲間と一緒に殺しをおこなっていく。
殺し方には注文がつけられている。事故死に見せかけろ、というのだ。
殺しであることがばれれば犯人と目されてしまう。すると今度は自分たちが復讐されるというのだ。

そこで殺し方に工夫が凝らされる。
浴室での事故に見せかけたり、暴走トラックの事故に見せかけたり・・・。
まるで”スパイ大作戦(ミッション・インポッシブル)”。
ちょっとそこまで凝らなくても、という気もするが、そこはまあ映画なので・・・(苦笑)。

映画に出てくる「フェザーメン」という組織をはじめて知った。
SASはかなり強引なこともしてきた組織なので、そのメンバーは引退後も恨みを買っており命を狙われる。
フェザーメンは、SAS元メンバーを守る非合法組織とのこと。へえ~。
そこで暗躍するのが凄腕のスパイク(クライヴ・オゥエン)。
ダニーたちとの死闘が始まる。

ダニーが幼い頃から知っていたという赤毛の彼女が好い。
イヴォンヌ・ストラホフスキーというややこしい名前の初めて観た女優さんだったが、上品で雰囲気がたおやか。
もっと活躍して欲しいなあ。

ロバート・デ・ニーロはあまり冴えない役どころ。
・・・と思っていたら、終盤に入って、魅せてくれました。
おお、やるじゃないの。拳銃の腕も確かだ。渋かったねえ。

殺ぐいぐいと話は展開するのだが、殺しに対する葛藤があったり、男の友情があったりと、あらすじの派手さにしては意外と暗い雰囲気でもある。
だれることなく、最後まで楽しめます。