2015年 アメリカ 138分
監督:ジェームズ・ワン
出演:ヴィン・ディーゼル、 ポール・ウォーカー、 ジェイソン・ステイサム
ミシェル・ロドリゲス、 ドゥエイン・ジョンソン、 カート・ラッセル
無茶苦茶カー・アクション。 ★★★☆
「ワイルド・スピード」の名前は聞いたことがあった。
どうせカーキチが主人公たちで、改造車での公道レースで04の競争をしたりする映画だろうと思っていた。
空いた時間に適当な映画をやっていなかったので、ま、時間つぶしに観てみるか・・・。
う~、ごめんなさい、「ワイルド・スピード」を見くびっていた。
こんなに迫力のあるアクション映画だったのか。
おまけに登場人物たちが生き生きと描かれているではないか。好いねえ。
これがシリーズ7作目ということなので、ファンの人には登場人物たちへの思い入れも相当にあるだろうと思える。
それほどに主人公のドミニク(ヴィン・ディーゼル)とブライアン(ポール・ウォーカー)の息が合っている。
ドミニクの彼女役にミッシェル・ロドリゲス姐さん、警官なのに解り合えている仲間(?)にドゥエイン・ジョンソン。
これまでの物語とか、人間関係はまったく知らずに見たのだが、なにも困ることはなかった。
今回の敵は超強~いジェイソン・ステイサム。
彼が弟の復讐のためにドミニクとその仲間を襲ってくる。超強~いよ。
そこに天才ハッカー奪還作戦やら、アラブ大富豪の高級車強奪作戦が絡んでくる。
物語はめまぐるしく展開する。テンポもいい。アクション満載。
車好きが観たら、登場してくる車を観るだけでも涎が出るのだろう。
残念なことに、車に関してはまったく無知なもので、へえ、こんな格好好い車があるんだ、程度のノリだった。
しかし、そこはカー・アクションが売りの(だと思う)このシリーズ、車が空から降ってくるわ、車で空を跳ぶわ、ただ事ではない。
そんな馬鹿な、とお思いのあなた、本当に車は降ってくるし、車は跳ぶんですよ(笑)。
”不可能指令”をアラブの超高層ビルで敢行したトム・クルーズですらこんな事はしなかったぞ。
敵の機銃掃射を避けるために、装甲した車を先頭にして、ぴったりとつながって山道を一列走行する場面も好かった。
崖から落ちて車がぺしゃんこになったぐらいでは主人公は死なないし・・・(苦笑)。
アラブでも、ロサンゼルスでも、もう無茶苦茶しよる(笑)。
車、暴走しまくり、ビル、壊しまくり、あちらでもこちらでも爆発炎上しまくり。
いやあ、すっかり興奮して見終えた。満足、満足。
大画面、大音響での鑑賞をお勧めする映画です。
それにしても、このシリーズの最初のころはどんな雰囲気の映画だったのだろうか?
次第に派手になってきているのではないだろうか。
これ以上派手には、もうできそうにないのが心配。
それに、このシリーズにいなくてはならない登場人物役のポール・ウォーカーがこの映画の撮影中に亡くなっている。
(未撮影部分はポールの弟が代役を務めたとのこと)
ポールがいなくなって、このシリーズ、これで終わるのだろうか。