2013年 アメリカ 107分
監督:キム。ジウン
出演:アーノルド・シュワルツネガー、 フォレスト・ウィティカー、 エドゥアルド・ノリエガ
老保安官、頑張る。 ★★☆
シュワルツネッガーの久しぶりの主演アクション映画。
もう還暦もかなり過ぎているはずだから、往年の「ターミネーター」のような精悍な活躍は望むべくもないだろう。
しかし、シュワちゃん主演なら観てみようか。
かっての華やかだった仕事(決して州知事だったわけではありません、麻薬捜査官だったのです 笑)に嫌気がさして、国境近くの小さな町の保安官になっているレイ(アーノルド・シュワルツネッガー)。
そこへ脱走した国際的な麻薬王が国境を越えるためにやって来るという情報が入る。
FBIなどの援軍は麻薬王の手下に潰され、孤立無援の保安官たち。
さあ、どうする?
とこうくれば、これはもうまるで、風に砂埃が舞いあがるような西部劇の筋立て。
それも何も考えずに観ることのできるB級映画の筋立て(私はB級映画は大好きです。念のため)。
やって来る敵は私設軍隊を持っているほどのプロ組織。
迎え撃つこちらは、レイのほかには、頼りない3人の保安官助手と調子のよい武器オタク。
スクール・バスで道をふさぎ、武器オタクが集めていた旧式銃器を手にして、いざ銃撃戦へ
レイが「もう年かな」などと自虐台詞を言いながらも、不屈な精神で頑張る。
激しい銃撃戦が続く中で、町に残っていたお年寄りたちもほんわかと笑いを誘ってくれる。
B級映画はこれで良いんだよ。
最後の敵ボスとのタイマンでは、シュワルツネッガーはジャーマン・スープレックス(だったかな?)の大技を決めていた。驚いた。
細かいことは言わずに、おおらかに楽しむ映画です。
ああ、そうそう、すべてが終わった後で駆けつけてくるFBIの指揮官はフォレスト・ウィティカーです。贅沢な配役。