2014年 アメリカ 89分
監督:スティーブ・クイエル
竜巻パニックもの。 ★★
時間があったので、何気なしに観てしまった。
観る前から内容は想像がついて、面白さの程度も予想されて、実際にその通りだった(苦笑)。
アメリカ中西部の街を巨大竜巻が襲う。
この映画、その竜巻に襲われる人々を描き、竜巻が去っていく。ただそれだけ。
竜巻に襲われて絶体絶命になる息子を助けようと必死に頑張る父親も登場はするのだが、人間ドラマは希薄。
目的は、どれだけ竜巻がすごくて怖ろしいか、それを描くこと。それ一本槍。
もちろん今のディザスター・ムービーだから、竜巻の迫力はすさまじい。
竜巻の通り道にあるものは、人だろうが、車だろうが、建物だろうが、とにかく空へ巻き上げる。
1メートル違えば空に巻き上げられたり無事だったりする。
その辺りが同じ天変地異でも地震などとは異なるところ。
竜巻の凄さをより描くために、映画にはちゃんと竜巻ハンターも登場する。
あの「ツイスター」にもいた彼等は、少しでも近くから竜巻の映像を撮ろうと、あえて竜巻に近づくのだ。
彼等の視点を利用することによって、竜巻の迫力をドキュメンタリーのように感じさせながら描き出すことができるわけだ。
廃工場で必死に竜巻に耐える場面はさすがの迫力だった。
1時間半足らずという短い尺で、緊張の連続で見せてくれます。
さすがに映像技術の進歩です。
ただ、内容的には目新しいものは何もなかったような・・・(汗)。