あきりんの映画生活

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「フロム・ダスク・ティル・ドーン」 (1996年)

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1996年 アメリカ 109分
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ジョージ・クルーニー、 ハーヴェイ・カイテル、 クエンティン・タランティーノ、 ジュリエット・ルイス

滅茶苦茶スプラッターもの。 ★★★

脚本はタランティーノで、監督はロドリゲスというコンビの作品。
とくれば、これはもう無茶苦茶になるのはわかりきっている。それを承知での観賞(笑)。

前半は兄弟二人の銀行強盗と、彼らに拉致された父娘息子3人家族の逃避行。
まともな犯罪映画かと思っていたら、ちょうど真ん中あたりからがらりと趣を変える。
彼らが国境を越えてたどりついた居酒屋は、実は・・・。

兄セス役のジョージ・クルーニーがなかなかに格好いい。この映画でブレイクした?
弟リッチー役に、おお、俳優業のクエンティン・タランティーノ
フェチなセックス依存症的キレ具合が上手い。
楽しんでやっているのだろうなあ。それに、意外にハンサムだったなあ。

彼らに拉致される家族のお父さん役のハーヴェイ・カイテルがなんといっても渋い。
牧師なので、後半の展開には大活躍をする。
この人の周りだけ、真面目な映画!という雰囲気だった(笑)。

(以下、後半のネタバレ)

この映画の白眉はなんといっても後半のめちゃくちゃスプラッター
警察から逃げる彼らが国境を越えてたどりついた居酒屋は”日暮れから夜明けまで”しか営業していない店。
何故? それはね、ゾンビの店だからだよ。

ロドリゲス監督作だから、店内ではおっ○いぶるんぶるんの美女ダンサーが踊りまくっている。
ならず者の中には、例によってチ○コ銃を装備した奴もいる(笑)。

そして、やがてはじまる血まみれ大バトル。
ゾンビは心臓を刺し殺さないと死なない。しかしゾンビに噛まれると、自分もゾンビになってしまうぞ。
頑張れ、牧師も頑張れ、子どもたちも頑張れ。
まあ、これを楽しむ映画だね、これは。

この映画は予備知識なしに観る方が、絶対に楽しめる。
しかし、タランティーノとロドリゲスのコンビの映画だよと諒解して観ないと、怒り出してしまうかも知れないなあ。