2022年 118分 日本
監督:田村直己
出演:木村文乃、 広瀬アリス、 菜々緒
勧善懲悪もの。 ★☆
最近はやけに多い人気テレビドラマの映画版。一定の集客が保証されているので企画されやすいのだろう。
この映画もそんな中の1本だが、ドラマはまったく未見だった。
主人公の秘書たちに信州一帯を牛耳る”九十九ファミリー”を懲らしめてくれとの依頼が来る。
アルプス雷鳥リゾートという一大企業を経営している九十九ファミリーは地元の名家としてあたりを支配していた。
彼ら一族は、自分たちの私腹を肥やすためには行政とも手を組んで悪事も働く一家だったのだ。
どういう設定でこの7人の秘書たちが手を組んでいるのか、(ドラマを観ていないので)よく判らない。
でもまあそんなことはどうでもいいような内容である。
(しかし、秘書は6人しかいないような気がしたのだが・・・)
一言で言ってしまえば、まあ、内容の薄い映画だった。
極悪一家も絵にかいたような人物像で、企みもさんざん描きつくされてきたような代物。
狙い所としては、ヒロインたちがそれぞれ悪人たちの懐へ秘書として潜り込み、最後に正体を明かして悪を懲らしめるという、まあ、水戸黄門か遠山の金さん、そのチャーリーズ・エンジェル版。
でも、あまりに既視感一杯のありえへ~ん展開だった。
ということで、あまり書くこともなし。
テレビドラマの映画版はもう観ないことにした方がいいな、と強く思わせるものだった。
好かったのは菜々緒の回し蹴りぐらいだったかな。