あきりんの映画生活

映画鑑賞だけのブログです(苦笑)。★★★★が満点評価ですが、ときに思い入れ加算があります。

「さまよう小指」 (2014年)

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2014年 日本 63分
監督:竹葉リサ
出演:小澤亮太、 吾妻三輪子

ハチャメチャコメディ。 ★★★

奇想天外、どこまで行くんだ?といった作品。
1時間あまりの短い作品で、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014でグランプリに輝いている。

下っ端ヤクザの涼介は、幼い頃からブスな幼馴染み桃子の執拗なストーカー行為にあっていた。
そんな涼介はボスの女に手を出して指を詰めさせられるのだが、切られた小指は桃子のもとへ飛んで行く。
涼介の小指だと知った桃子は、その小指から、なんと愛する涼介のクローンを再生させてしまう。

おそらくは限られた制作費で撮られたと思われる映像なのだが、勢いがある。
理屈などそっちのけで、撮りたいものを撮ったという感じ。
(資料によると、たった6日間で撮ったとのこと へえ~)

ブスだった桃子も、整形手術を繰り返して涼介好みの女になろうとしていたという設定にも呆気にとられる。
そんな桃子は、そのクローンとの甘い同棲生活をはじめる。
そうか、愛はクローンとでも成り立つんだ。オリジナルとクローンとどこが違う?
しかし、それを知った涼介は、もともとは俺の小指なのだからと、クローンを奪ってしまう。

チープな、というか、ポップなというか、とにかくそんな感じのエロとグロが臆面もなくあらわれる。
劇画調といってもいいのかもしれない。
後半になれば血しぶきが飛びまくる。映画の画面に、ぶわぁ~! とか どばぁ~! とか吹き出しが入りそうな感じ(笑)。

女性版・園子温の卵、といったっところ?
この監督はこれからも注目してみようと思わされた作品でした。

   ***

実はこの映画は、池袋・新文芸座の「気になる日本映画達2014」という企画の3本上映の1本としてみた。
他の2本は、「不気味なものの肌に触れる」(監督:滝口竜介 54分)、「Seventh Code セブンス・コード」(監督:黒沢清 出演:前田敦子)だった。
それぞれの評価は前者が★☆ 後者が★★だった。

黒沢清監督といえば、つい最近はカンヌ国際映画祭の「ある視点部門」で賞をとった実力者。
しかし、この作品は前田敦子のCDのPVということで、内容もあくまでもそれに応じた範囲内のものだった(涙)。