2002年 アメリカ 123分
監督:ロブ・コーエン
出演:ヴィン・ディーゼル、 アーシア・アルジェ、 サミュエル・L・ジャクソン
筋肉自慢の007。 ★★
休日の午後に何も考えずにTVで観ている、そんな映画。
難しい物語は何もなし。
ただ主人公と同じように頭を空っぽにして、アクションを楽しむべし。
首の後ろに”XXX”と入れ墨を彫っているサンダー(ヴィーン・ディーゼル)は、Xゲームのカリスマ的存在。
そんな彼が家安全保障局(NSA)の依頼を受けて犯罪集団へ潜入捜査を行う。
車はぶっ飛ばすわ、雪山でのスノーボートでは雪崩と競争するわ、とアクション満載で大活躍をする。
ひと言で言えば、007とワイルド・スピードを足して2で割って、何割か引いたもの(汗)。
特殊な効果を持つ銃弾を発射する拳銃や、各種装備をした車も出てくる(ちゃんと新兵器開発担当の若者も登場する)。
監督は、前年に「ワイルド・スピード」で組んだロブ・コーエン。
味付けが似ているはずだ。
NSAの長官に顔面の半分が火傷の跡があるサミュエル・L・ジャクソン。
まあ、何にでも出てくる人だけれど、どの映画でもあの眼力でそれなりの存在感を発揮してしまうところがすごい。
私は、彼をモーガン・フリーマンを悪玉にした様な俳優だと思っている(笑)。
今作のヒロインはアーシア・アルジェ。
ビッチな雰囲気で登場するのだが、なかなかに魅力的。
敵犯罪集団のボスの女なのだが、ご多分に漏れず、実はソ連の秘密エージェントだったというオチがついている。
彼女が他の作品にも出ていないか検索してみたのだが、案外と活躍していなかった。
残念。
何も期待せずに観ましょう(苦笑)。
B級007映画だと思って観れば、レンタルDVD代の元は取れます。