2018年 アメリカ 104分
監督:ロブ・コーエン
出演:トビー・ケベル、 マギー・グレイス
ハリケーンのなかのアクション劇。 ★★☆
西海岸を史上最大規模の巨大ハリケーンが襲ってくる。
住民たちの避難で混乱しているときに、財務省の紙幣処理施設を襲撃してくる武装集団がいた。
出演者は誰も知らないし、タイトルからしてB級映画の香り。
タイトルからは、襲ってくる一大ハリケーン、それと戦う自然災害ものかと思っていた。
かなり違っていた。
ハリケーンは確かに襲ってくるのだが、それは舞台背景で、その渦中での強盗団との戦いものだった。
主人公はそのハリケーンを予測していた気象学者のウィル。
街に住んでいたウィルの兄と、それに紙幣処理施設に古紙幣を運搬してきたケーシー。
この3人が、風がビュンビュンと吹き荒れる中で強盗団と闘う。
建物は壊れるわ、物は吹っ飛んでくるわ、緊張する場面が続く。
そうか、こういう古紙幣を処理する施設というのは、確かにどこかにあるのだろうな。
日本ではどこにあるのかは秘密になっているのだろうか?
場所が公表されていて、こんな風に襲われたら一大事になってしまうものなあ。
主人公が乗る災害用特殊車両がすごい。
なにしろ大暴風雨の中で活躍する車両なのだから、装甲車のように頑丈、そして風に吹き飛ばされないように時には地面にアンカーを降ろしたりもできる。
これは格好よかった。主人公たちよりも格好良かった(汗)。
内容は要約すれば、ハリケーン災害もの+武装強盗団との闘いもの。
2つの要素を組み合わせて2倍面白かったかというと、正直なところ、2つの要素でやっと1つ並の面白さを保っていたかな、というところ(苦笑)。
原題は「ハリケーン強盗」。
観ている間は充分に楽しめますが、見終わればこの映画の役目も終わります。