2001年 韓国 122分
監督:クァク・ジョヨン
出演:チョン・ジヒョン、 チャ・テヒョン
ラブ・コメディ。 ★★★★
なぜ、この映画が4つ星なのだ?と訝しがる人もいるだろう。
なぜなら私は、韓国俳優で知っている数人の中の一人、チョン・ジヒョンのファンなのだ(笑)。
(ちなみに、他に知っているのはイ・ビョンホンと、ヨン様ぐらい)
映画の惹き文句は、「凶暴なまでに勝ち気でキュートな女性に惚れてしまった、気弱な青年の奮闘をコミカルにつづる。」 うん、上手く要約されている。
なんでも原作はインターネットに投稿された体験談とのこと。へえ~。
優しい草食男子のキョヌ(チャ・テヒョン)は夜の地下鉄で“彼女”(チョン・ジヒョン)と出会う。
その時“彼女”は泥酔状態で、見かねたキョヌはホテルの一室で介抱してやる。
その日から”猟奇的な彼女”に振り回されるキョヌの日々が始まる。
この映画はなんといってもチョン・ジヒョンの魅力で惹きつけてくれる。
可愛い顔に似合わないような周囲の迷惑お構いなしの正義感が強い一直線女子。
年寄りに席を譲らないヤンキーには注意をするし、援交をしようとしているオジサンには噛みつくわ。
この外見と行動のアンバランスが楽しくコミカルに描かれる。
もちろん、彼女もその奥には繊細な悩みを抱えて苦しんでいるところが、また泣かせる。
お調子者で、そんな彼女に惹かれていくキョヌ役のチャ・テヒョンも好かった。
(ちなみに、この映画の大ヒットにあやかって作られたチョン・ジヒョンの「僕の彼女を紹介します」では、チャ・テヒョンは最後にゲスト出演している)
(以下、後半の展開に触れています)
亡くなった元カレへの思いをどうしても断ち切れなかった彼女。
そのために、二人は2年後の再会を約束して別れる。さあ、どうなるのだろう?
約束の日を待ちわびて丘に上るキョヌ。しかし、その日に彼女はあらわれなかったのだ。さあ、どうなるのだろう?
最後、なあんだ、そうだったんだ。
好かったね。